リノベーション＋売却？購入？

本日、リノベーション工事のユーザー検査がありました。

ユーザー検査というと新築物件特有のものなのですが．．

 

今回は、中古マンションを購入いただくときに

リノベーション前の物件を見ていただいて

工事分も含んだ価格でご契約いただいたので

順序としては、

契約　→　リノベーション工事　→　引渡し

なのですが、

施主（工事発注者）　＝　物件の売主（不動産業者）

引渡相手　＝　物件を購入されたお客様

なので、施主検査の後に、ユーザー検査がありました。

 

今回は、売買価格の早期決定と、価格抑制の理由から

ご契約いただく際の条件として

材料は推奨品で、色柄のみオーダー可としましたので

お客様が選択されたのは、

床・建具扉・キッチン扉・浴室ｱｸｾﾝﾄﾊﾟﾈﾙ・壁や天井のクロス・ﾌﾞﾗｲﾝﾄﾞ・畳縁

の色柄です。

 

また、今回は、

材料発注から竣工まで、２９日間でした。

 

 

そして、今回お客様が選んだ色調が

白を基調としたかなりモダンなカラーリング

印象は

“しっ．．しろいっ”

 

でも、インテリア関連の会社に勤めていたという奥様の

カラー選択が相当良い

（かなり勉強になりました）

開けてますけど、コーナーガラスに付けてあるブラインドの

ちょっとマットな色もかなり良いです。

壁のアクセントクロスの選択もかなり良いかと

 

 

 

 

浴室のアクセントパネルも

全体の色調にあってるし

 

 

 

もはや、こうなってくると

既存利用の洗面化粧台もあってるような．．．

ちなみになぜ既存利用かというと、

費用抑制と、特殊サイズなことと、

チープな雰囲気の洗面台を付けるよりは

金物類を新しくした方が良いかと．．．

玄関の床もあえて既存利用で、

下足収納はピッタリに収めるために

実はかなり細かい仕事がなされています。

 

最後まで悩んだのが、

トイレのアクセントクロスの下のソフト巾木が白で良いのかどうか．．

ピッタリの色ではないにもかかわらず発注すると１２本きてしまうのと

ピッタリ色でオーダーしようとすると、なんと３０ケースきてしまうのと．．．

その１本を気にしているの？バカなの？

っていう雰囲気の職人さん方々の様子で

白で良いことにしました。

 

和室のクロスも、奥の壁と天井の色がアクセントとなっています。

 

それと、クローゼット内の棚板とハンガーパイプが既存利用なので

洋服の趣味も白ばかりですと、ちょっと棚が目立ってしまうかも．．．

でも扉の幅も高さも広げたので使いやすくなったはずです。

 

 

そして、本日とても面白かったのが

旦那さんが、洗面室の床のクッションフロアーを

“コレ良かったねぇ”　“コレ最高だねぇ”

と繰り返し言っていたことです

そうです、唯一旦那さんチョイスです

 

いや、？床の真っ白なフローリングも旦那さんだったかな？

そんな真っ白な色調ですが

じつは、まるでリゾートのような景観にかなりあってます

（横浜市内ですけどね）

（パノラマ撮影でわからなくなってしまいましたが、LDKが２０帖近くあり、ドデカイ窓の向こうには伸びやかな眺望です）

 

でも、私が１番気に入っているのは．．．

下地を既存利用するために、どうしても生まれる床段差の処理

ヒノキの敷居・敷居スベリ・レール金物・タモ塗装材

での苦肉策？

 

それと、バルコニーに出るサッシ扉の枠と

プリーツ網戸の収め方と

床の取り合いとの細かい仕事

 

 

そして、補修やさんの仕事ぶり

コレが　→

 

 

 

コレなので　→

 

他にも何箇所か補修してもらったんだけど

もはや、それが何処だか？？

そのくらい良い仕事をしていってくれました。

 

そんな感じに、不動産取引から工事までをしたわけですが．．．

売主さん（不動産業者さん）から見れば、リノベーションして売却で、

買主さん（ｴﾝﾄﾞﾕｰｻﾞｰのお客様）から見れば、中古マンションを購入してリノベーションなので

これは、いったいどっちなんだ？そんな案件であったわけですが、

まあ．．．

お客様が、この物件を買おうと決めてから、３９日後、

物件の売買契約から、３４日後、

材料発注から、２９日後の工事完了ですし、

仕上がりも問題なかったので良かったです。

 

それではまた