ユニットバス交換時の排水管
- 投稿日:2014年03月16日
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ユニットバスを交換する際、水道管やガス管は 下から上にも流すことが出来るので、とくに難しいことはありませんが、
排水管については、しっかり流れるように施工しなければなりません。
でないと、流れが悪かったり、それが原因で詰まり易くなったり、
または、“ゴボゴボ”といった音が気になったりします。
右の写真は、既存のユニットバスを撤去したあとの、 新しいユニットバスを据え付ける準備状態です。
真ん中の、赤い丸の箇所が排水のスタート時点で、 パイプスペース(PS)の縦管まで勾配を保たなければなりません。
また、出来る限り、曲がる箇所をなくしたいのですが、 ユニット製品の制約や、PSまでの間の障害物などで どうしても曲がりが多くなってしまうこともあります。
そして、若干でも不安が残るときは、 左側の写真のような、通気弁を追加します。
これは、普段は臭い防止のために弁が閉じているのですが、 管内の圧が上がったときだけ弁が開き、通気することで 排水の流れをスムーズにします。
右側の写真のグレーの縦管の上に、この通気弁がついています。
(高くないと水があふれるので…)
右側の写真のエンドキャップのところに ユニットバスからの排水管がつながりますが、ここまでで既に90度の曲がりが2回です。
また、工事前の状態では、浴室入口の扉の跨ぎが ずいぶん高くなっていましたが、 施工後は、かなり解消できています。
理想はフラットなのですが、 排水性能まで犠牲にするわけにはいきませんものね。
それではまた