内装のタイル仕上げ
- 投稿日:2014年05月06日
- カテゴリーブログ
こんにちは、
今日は、内装のタイル仕上げについて書いてみたいとおもいます。
日本の住宅では、内装にタイルを使われることは稀です。
なぜか? おそらく
・室内で靴を履かないこと
・スペースを広く感じることができる白を基調とした壁紙が好まれること
・日本では、材料費と施工費の両方でコストが高いこと
などが理由とおもわれます。
また、マンションでは、防音の関係で、
床にタイルを使用できないことも理由にあげられます。
私の経験でも、マンションの床にタイルを使用した例は、
メゾネットの2階部分ぐらいです。
通常、マンションの床には、
タイルのように見えるビニル素材を使用します。
壁については、
マンションでもとくに制約はないのですが
施工手間がとてもかかり、費用がかさんでしまいます。
そんななか、壁のタイル仕上げに使い易いのが
エコカラット製品です。
これは、空気を綺麗にするタイルということで
湿気、臭い、有害化学物質などを吸着する効果があるとのことですが、
その効果の実態については知りません 汗
ですが、デモンスレーションで
水を霧吹きで吹きかけているのを見たときには
強烈に吸い込んでいましたので、けっこう効果が期待できるかもしれません。
また、施工がとても簡単(カッターでも切れる素材、貼り方が容易、モルタル目地が必要ない)なため、
タイル屋さんでなくても貼ることが出来てしまいます。
とくに “ネット貼り” のもの(1枚のネットに数ピースまとめられているので、1枚1枚貼らずに済むもの)の場合ですと、
さらに施工費を節約することができます。
ちなみに、右の写真の製品は
エコカラットなのですが、ネット貼りではなく
1枚1枚貼らなければならなかったので
タイル屋さんに綺麗に貼ってもらいました。
内装ではありませんが、マンションのバルコニーには、
タイルを施工することは出来ませんので、
置いて並べる製品のみとなります。
かなり沢山の種類が販売されていますが、
ある1点において注意が必要です。
それは、大規模修繕の際のほとんどのケースにおいて、
ぜんぶ撤去しなければならないことです。
そして、ある一定期間、大量のタイルを積み上げておいて、
大規模修繕が終わったら、もう一度設置するのですが、
自分でやると、それはそれは大変な作業となり、
施工をどこかに依頼しますと、数万円必要となります。
以上のように、施工箇所によって、様々な制約などがあるタイルですが、
リノベーションの際に、取り入れてみたい素材ではあります。
それではまた