マンション外壁の穴あけ工事
マンションでは、外壁などの躯体には穴などを開けることが通常できません。
ですが、稀に、管理組合の許可をとって開けられることがあります。
先日、築27年のマンションの外壁に穴を開ける工事を実施いたしました。
洋室2部屋には、給気口用のスリーブが各1つだけあり、
エアコンを取り付ける場合には、そのスリーブを使っているようなのですが、
そうすると給気がとれなくなってしまうので、
管理組合の許可をとって穴を開けようということになりました。
そこで、まず、鉄筋を切ってしまわないように、X線写真を撮ります。
写真の黄色い機械からX線が出て、
部屋側にセットするフィルムに写真が写ります。
青い写真の上下と左の白い線が鉄筋部分です
なので、
写真センターの箇所には穴を開けても問題ないことが分かります。
そして、穴開け...
「コア抜き」とも言います。
今回は、内側の石膏ボードを剥したくなかったので、1階ということもあり外側から開けました。
で、そのまま石膏ボードまで穴を開けてしまい、
エアコン取付位置の石膏ボードを合板に張り替えてビスが留まるようにしたので、
後は、穴にスリーブという筒を入れてキャップを付ければ完了です。
必ず管理組合の許可をとらなければいけませんが、不許可になることが多いようです。
また、理事会にかけることで、許可または不許可まで、比較的長い期間を要すことも多いでしょうか。
新築時にスリーブを入れる際は、その周りに鉄筋の補強を入れるので、
むやみやたらと穴を開けられたら困るということもあるのかもしれませんね。
そういえば少し前に、新築時にスリーブを入れ忘れた箇所が大量にあり、コア抜きしまくった結果、大問題になったニュースがあったような...
それではまた